2010年10月10日、埼京線でジャズのようにとうとつに結成されたおなら系3人組“=3=3=3”の活動メモがここに記録されてゆきます。主な活動内容はおならzine制作、ファンシーテロなど。
“=3=3=3”の読み方は「プププ」でよろしくどうぞ。
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ワイルドサイドの嫁シネマ
「へこき嫁」が嫁ぎ先で屁なんてこいちゃ、ばちが当たるから、ってゆってあそこまで
屁を我慢している姿をみて、昔のお嫁さんたちは婚家でそんなに虐げられてるってどうゆうこと!?と興味がわいてきまして、ひそかに嫁コレクションを紡いでおりました。
そこからさらに、嫁だけでなく、土着的、時代的な因習を超えて、本来の結婚というものがもつ意味なども通り一辺倒の意味ではなくちょっと考えてみたいと思ってます。
そこで、印象的な嫁入りシーンや、不穏な花嫁、婚礼などがでてくる映画がありましたらぜひご一報ください。
偏狭な嫁コレクションにくわえてゆきたいと思います。


集めたいのは、安心どころか、Bride is PUNKな、
まるでけもの道をゆくような、
ワイルドサイドな嫁入り映画でございます。


■「車夫遊侠伝・喧嘩辰」(加藤泰)


喧嘩っぱやい車夫と芸者の恋! いろんなことがあり、たしか3回くらい祝言をあげます。
橋の上で祝言を挙げたあと、車夫は芸者を残して刑務所へ・・・
脚本に鈴木則文が参加してます。
1度しかみたことがないけど、大好きな映画です。

「気っぷのいい親分から、なんとその夜のうちに夫婦にされたふたりが、意地の張り合いやら、事件の勃発やらで、結局は三度も祝言を挙げることになるという泣き笑いの喜悲劇が繰り広げられる。
なんとも性急に、生涯を掛けた決意をする人ばかりが登場する、人の人生が変わる瞬間の連続する映画だ。
しかし男が人生を変えると、傷つくのはいつも女だという世界観に準じて、本作は同じ男と三度も祝言を挙げて、三度とも(しかし最後は幸福に)傷つけられてしまう桜町弘子のヒロイン映画でもあって、それが他の誰でもない、桜町弘子という地味な女優であることが、この映画にすばらしい魅力を与えている。」

■「ゆきゆきて、神軍」(原一男)


奥崎健三が媒酌人!という状況!

「わたくしは、不動産業者を殺し、皇居で天皇ヒロヒトにパチンコを打ち、
独房生活を13年9ヶ月送り、殺人、暴行、わいせつ物頒布の前科者でございます。
新郎とわたくしはお互い反体制的な前科者であるがゆえに今日こうして・・・」



■日本の夜と霧(大島渚)

安保闘争がきっかけで結ばれた新聞記者の野沢と­女子学生・玲子の
披露宴に、逮捕状が出ている全学連の学生・太田が突然乱入!
回想シーン以外は舞台が全編結婚式。

■絶唱(西河克己


死んでしまった妻に白無垢をきせての祝言!
葬式と結婚を一緒に執り行う狂気の儀式。
布団で後ろからささえて、死人の花嫁をすわらせてます。
身分差ちがいで家を捨てかけおちしたが、戦争で離れてしまった二人にとって
相手がたとえこの世の者ではなくなっていても、
結婚を誓えることが幸せなのです。
実生活で夫婦(めおと)の二人だけに興味深い意味合いをもつシーン。


■男はつらいよ 寅次郎紅の花 シリーズ48作目(山田洋次)

医者と見合い結婚しようとする泉(ゴクミ)を岡山まで追いかけて、力づくで車を止めて、
引き戻そうとする満男(吉岡)!
岡山では花嫁の乗った車はどんなことがあってもバックしてはいけない決まりがあり、
泉の結婚は破談に・・・。
そんなことで破壊されてしまう岡山の嫁入り。岡山は、いつか行ってみたい。


■「夢」(黒澤明)


オムニバスの一編「日照り雨」より。
狐の嫁入り行列をのぞき見する少年の話。
見るなの禁忌です。



■「シリアの花嫁」(エラン・リクリス)
「雲南の花嫁」(チャン・ジアールイ)
■「アイヌの結婚式」(姫田忠義)【予告編】
■「チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁」
■ クストリッツァの映画


などなど。ちゃんと調べれば、もっと面白いものがたくさんあるはず。
それにしても結婚式とは、それぞれがそれまでに歩んできた人生とか家族とか、
背負ってきたものがものすごい生きおいでぶつかり合う、
一触即発なとんでもない事故現場になりうる場所だと思うのです。
相手が人間であれば、不幸中の幸いとゆうもので。
とんでもないものとの婚礼がとりおこなわれてしまうことだってあるのです。
そういう意味で結婚はつねに異類婚だと感じています。


おすすめのワイルドサイドの嫁シネマ、ありましたらよろしくおねがいします。
映画じゃなくても、小説、写真、絵本などなんでも大歓迎です。


(とおもっていたら、すでにこんなブログが・・



嫁コレクション







「マリアンの瞳を着ないで
 
 さもないと恐ろしいことが起こります。
          
                 K.B 」 












































魔法の力でアイドル歌手になって大活躍する、少女の夢を描いたクリィミーマミだけど、呪いのウェディングドレスが登場する「マリアンの瞳」という回では、角川映画テイストの容赦ないホラー描写によって、小学生だった私に見事に結婚へのトラウマを植えつけていると思う。
このアニメのせいで花嫁衣装や婚礼の儀式には、いまだに禍々しいものしか感じません。
角隠しや白無垢のおめでたい写真を集めてみても、どこか花嫁たちはこころの中にしまっている悲しい思いをにじみませているように思えてしまう。
うっかり婚礼着に袖を通そうものなら、「マリアンの瞳」のように狂い死にするに決まっているという発想がきっと無意識の中にあるからだと思う。



ひぃ〜〜〜!!!!!!