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2010年10月10日、埼京線でジャズのようにとうとつに結成されたおなら系3人組“=3=3=3”の活動メモがここに記録されてゆきます。主な活動内容はおならzine制作、ファンシーテロなど。
“=3=3=3”の読み方は「プププ」でよろしくどうぞ。 |
都会で忙しく立ち働くものたちであふれかえっていた。
そんなところにてんでスーダラした自分、参上。
なんでえなんでえ!灰色諸兄が!資本主義の奴隷があ!とふてくされたが
そうしたシャチホコばったビジネスムードと唯一無関係な人物を発見。
私立の制服らしき短パン姿の小学生である。
ネクタイ族に席巻されてすっかり気弱になっていた私はこいつを唯一の同志と思いさだめることにして、「お前だけが私の味方だぞ。頼んだぞ。」と
心の中で熱く話しかけ始めた。
すると少年はランドセルを下ろして何かをゴゾゴゾと探しはじめた。
わたしの心の呼びかけが聞こえたのか?すわ、テレパシー?とドキドキしながら見守っていますと、彼がそこに取りい出しましたるは
"酢だこさん太郎"!
化学調味料で味付けされのされたタラであった。
6人がけのシートに腰掛け、短パンから血色のいい太ももをのぞかせて、
少年はおもむろにビニールを口で破き、茶色いシート状の酢だこさん太郎に
むしゃむしゃとかぶりつきはじめた。
すると、向かいの座席に座っていた私のもとへ、たちまちに酢酸臭が訪れ鼻腔を強く刺激した。
その刺激はそのまま鼻を通って、顎へと行き渡り、あれよというまになすすべなく自動的に唾液ジワリとわきでる口内。
彼の隣に座るネクタイたちも異変に気づき、熱心に覗き込んでいたスマートフォンから目を離して、その酢酸臭をつきとめんと、その真横に位置する少年の姿をごく横目で現認したようだった。
少年の両隣のネクタイは、顔を横に振り向くことなく、その眼球を横に動かすことで少年の所業をとらえようとしていた。そろいもそろって同じ動作で。
そしてその口内はもちろんだらしない唾液でいっぱいのはずだ。
そこではたと気づく。
酢の匂いはすべてのものを等しく同じ生理反応に追い込んでいることを。
酢だこというのんきな物がスーツたちを唯一服従させるアイテムになるとは誰が予測しただろうか。
「同志、でかしたぞ!」
私は少年を誇らしい目でみつめつづけた。
わきでる涎を飲み込みつづけながら。
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以上、きょうのできごとでした。
つぎは話題のおならzine(自分でいってらあ)「PU vol.1」に掲載できなかったおなら小話などをアップしたいと思います。
来週にはユキちゃんがzineのPDFをアップしてくれると思います。データでダウンロードしてご覧いただけるようにするよてい。